2014年8月10日日曜日

反原発のために


『内部被曝を許さない』 
ギャラリーステーション 600円
好評発売中 
NAZEN京都でも取り扱っています。


 被曝労働拒否で動労水戸がストライキ


福島の命と健康を守るふくしま共同診療所


3・11福島第一原発事故で膨大な放射能が放出されました。この本は放射能の問題が何ら解決していないどころか、「放射能は安全」キャンペーンを張り続けている政府と東電資本を弾劾しています。「除染したから安全だ」と高濃度の汚染地帯への帰還を進めているのが政府と資本です。その最先頭に立っているのがJR資本です。


福島県民健康調査で14年3月末までに甲状腺がんと診断された子どもは、約29万人中疑いを含めて89人と発表しました。小児甲状腺がんの発生率は100万人に1人とされますが、29万人中89人は100万人に310人です。
ところが県立医大は「甲状腺がんと被曝は因果関係はない」と内部被曝の影響を否定しています。フクシマの怒りを圧殺して、何もなかったことにするーこれが政府のやり方です。

また、動労水戸が労働組合として反原発闘争の柱となって登場しました。常磐線の竜田延伸阻止、被曝労働拒否のストライキが被災地住民の圧倒的な共感を得ています。被曝労働拒否の闘いは、内部被曝との闘いを労働組合の課題にした画期的な闘いです。これがいわきを始めJRの全労働者を鼓舞しています。
ふくしま共同診療所とともに闘う労働組合が反原発の闘いに立つことは、反原発闘争にとって決定的です。この本はその点を提起しています。ぜひ一読を。

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