2014年11月11日火曜日

京都大学への公安警察潜入の抗議声明

 私たち地域合同労働組合であるユニオン自立は、114日に京都大学構内に私服警察数名が潜入し、情報収集―スパイ活動を行っていたことについて以下の声明を発する。

 
 私たちも参加した112全国労働者総決起集会後のデモ行進で京大生2名を含む3名の学生の仲間が不当逮捕された。その仲間の即時奪還を求め、共に闘う仲間である京都大学同学会の学生が114日昼休みに街宣行動を行っていた。この街宣行動を監視していた京都府警警備2課所属の警察官を学生が摘発したことなどが翌日の報道によって明らかになった。

私たちは、この警察の大学構内への潜入―スパイ活動を徹底的に弾劾するものである。そもそも大学は学問の自由が保障された空間であり、そこに警察権力が介入することは学問の自由や大学の自治を侵す許されない行為そのものである。

また、京都大学と京都府警とは「大学構内に立ち入るときは事前通告をおこなうこと」との協定を取り交わしており、これにも違反する行為である。学生は、高い学費や奨学金という名目の借金、就職活動などに束縛され未来を奪われている。それは私たち労働者が低賃金の非正規職で働かされている社会構造と同じ問題をはらんでいる。

だからこそ今回の事態は、闘うために団結することを許さない攻撃であり、学生自治会や労働組合の弱体化=解体を狙う攻撃そのものである。

私たちは、119日に表された京都大学全学自治会同学会中央執行委員会声明を断固支持し、弾圧粉砕・3学生の即時奪還を求めて団結して共に闘い抜く決意である。

                 2014年11月12日

 
       自立労働組合京都(略称:ユニオン自立)

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